雨の相模原公園を、ひとり歩く

五月。予報通りの雨。午前中、相模原公園へ向かう。駐車場には車が二、三台しか止まっていない。平日ということもあり、園内には人影がまったくない。静かな雨の中、傘をさして歩き出す。

メタセコイアの並木道が、緑のトンネルのように続いている。雨に濡れて、幹は濃い色になり、葉は鮮やかさを増している。湿った土の匂い。雨に濡れたベンチ、頭上から垂れ下がる枝。どこを切り取っても、絵になる。立ち止まり、ゆっくりと写真を撮る。カメラのシャッター音だけが、時折響く。

誰もいない公園を、独りで歩くのは、贅沢な時間だ。雨の新緑は、驚くほどみずみずしく、心が洗われるようだ。ただ雨音と緑に包まれ、静かな時間を過ごした。

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